街頭ビラは、候補者の魂です。その中身の解説について。
おはようございます、中央区の区議会議員選挙に立候補しておりますほづみゆうきです。これまでの活動から一転して、選挙期間中はずっと街頭での挨拶とビラ配りにリソースを割いておりまして、久々の更新となります。この辺りの変節についてはいずれ書きますが、これは後ほど。これではなく、今の期間中にどうしても書いておきたいことがありましたので、連日の街頭活動でヘロヘロになりながらも悔いの残らぬよう書いておきたいと思います。それは、街頭ビラやポスターに掲げた言葉についてです。
というのも、こんなつぶやきを見たから。polipoliという政治に関するアプリを作っている伊藤和真さんの言葉。
街頭演説とか選挙カーへの「違和感」からPoliPoliをはじめたけれど、まだアナログな選挙活動もしないとやはり選挙に通りにくいし、選挙に通らないとじぶんの想いをまちづくりにいかせない。
— 伊藤 和真@PoliPoli (@kazuma12222) April 19, 2019
ただ、一つ言えることがあるなら、心ある政治家さんが無視されながら配っているチラシには魂がこもっている。
この投稿を見て、少し目が潤みました。そうなんです。このチラシ(街頭ビラ)には魂がこもっているのです。わたしは、これまでの6日間、選挙カーも使わず、拡声器も使わず、1人ずつお話しながら街頭ビラを区内で配り歩いてきました。選挙カーなどを一切使っていないのは、同様の「違和感」からです*1。
これまでお配りした街頭ビラの数は、およそ3200枚。本日は本当に嬉しいことに、多数のボランティアの方に参加いただく予定で、残り全てを撒ききるつもりです。うるさい選挙カーを使わなくても住民の方に声を届けることはできる、そして、当選することはできるのだという成功事例になりたいと思い、この6日間一心不乱に街頭に立ち続けてきました。もう顔は真っ黒で、街頭の子どもに「顔が違う」と突っ込まれるレベルです。本日がその最終日です。
しかしながら、この街頭ビラの中身について、Web上で公開もできておらず、十分に説明もできていなかったと思い、今回急遽記事を書くことにしました。
街頭ビラについて
今回わたしが作成した街頭ビラはこちらです(ポスターは、街頭ビラのオモテ面と同じ)。これらでわたしが掲げたコピーは「客観的なデータとその分析に基づく新しい政治を目指します」というもの。
これだけでは正直に何がやりたいのか分かりません(街頭でも具体的に何をやるのよ、という指摘を受けることも多々。。)。
その説明をある程度具体的に書いてみたのがビラのウラ面。
待機児童という問題を関して、具体的なデータと、それを分析して作成したグラフを示した上で、現状の把握と今後の推移、そしてこの問題の対処案について書いています(ちなみに、分析の内容はもちろんのこと、これらのグラフは厚生労働省や東京都などの公表資料をもとに、すべてわたしが作成したものです)。そして、その上で行政を変えていくためには、このような働きかけが必要、という内容を続けています。
街頭ビラの言葉に込めた意味
街頭ビラの言葉について
このビラの中で、待機児童の問題は「客観的なデータとその分析に基づく新しい政治」の一つの例として紹介しています。つまり、待機児童の問題は、わたしの行政を変えていくアプローチの一つの実践例に過ぎないという点です。わたしはこれまで待機児童の問題について本ブログで幾度となく発信してきました。この問題がわたしが自治体行政に関心を持つ直接的なきっかけであること、極めて重要な問題であるという認識は変わりません。しかし、わたしはこの待機児童の問題にだけ関心があるというわけではありません。
わたしが政治家となって実現したいのは、区民の方々の思いが正確に行政のプロセスの中に反映されることです。というのも、本当に必要な行政サービスが提供されていないのは、その必要性が政治や行政に十分に伝わっていないからではないかとわたしは考えるためです。なぜ伝わらないかと言えば、声なき声に耳を傾けていなかったり、統計のようなデータに基づいていなかったりと、要するに政治や行政が事実に基づかず自身の感覚や憶測だけで行っているということが考えられます。
このような視点で見ると、同様の問題は待機児童、つまり子どもや子育て世代に関する分野だけではなく、行政のサービス全般に言えることです。その対象はたとえばひとり親世帯や貧困世帯、高齢者世帯、障害を持つ方、性的マイノリティなど、その例を挙げればキリがありません。
行政とは、これらの誰もが安心して日々の生活を送れることをサポートするためのものです。そして、この理想を実現するための手法としてわたしが考えているのが冒頭に掲げた言葉なのです。すなわち、中央区の抱える様々な課題について、この待機児童の問題でわたしが取り組んできたようなアプローチ方法、つまり、客観的なデータとその分析に基づいて行政を変えていくという手法で取り組んでいきたいと考えています。
ある懸念への回答
有権者の方が感じられるかもしれない、一つの懸念についても書いておきます。それは、「ほづみは子どもの福祉にしか関心がないのではないか?」というもの。これまでわたしはあくまでこのブログを個人として、余裕がある時間を見つけて書いてきましたので、たしかに対象としてきた内容は自身の関わりのある分野に限定されています。したがって、現状において現職の議員の方々と比較して区の行政全般に関して知識が十分でない点はあるかと感じています。
しかし一方で、わたしにはこれまで10年以上、複数の行政機関に務めてきた行政マンとしての経験があります。また、これまでこのブログで行ってきたような様々なデータに基づく分析を行う経験と実績もあります。そして、これらのアプローチ手法は、扱うテーマがどのように変わるにしても応用することのできるものです。
このような手法で問題に対して取り組んでいる政治家というのは、少なくとも中央区を見る限りいないように思います。もしほづみゆうきが当選すれば、これらのノウハウを活かして中央区の抱える様々な問題に対して、誰よりも深い分析を行い、区民の方々、または区の行政に対して訴えることができると自負しています。
最後に
今回はpolipoliの伊藤さんの言葉に感化されて、街頭ビラに関する思いについて書いてきました。最後の最後まで考えに考え悩みに悩み、印刷に出せるギリギリのタイミングになってしまって選挙管理委員会の方を困らせてしまいましたが、納得の行くものにすることができたと感じています。ただ、色々と思いを凝縮しすぎて分かりにくい部分もあり、その補足としてこのような記事を書いておきたいと思いました。
本日20日が選挙期間の最終日。悔いのないよう最後の最後まで頑張っていきたいと思います。ぜひご支援お願いいたします!!
出馬に至った経緯についてはこの記事が詳しいので、よかったらあわせてお読みください。