わたしの考える日本の行政の問題点(中央区の実態を中心に)

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はじめに

 どうも、ほづみゆうきです。今回は、わたしの考える日本の行政の最大の問題点について書いてみたいと思います。これはわたし自身の過去の行政機関での経験と、近年自治体の行政に興味を持ったことによる関連書籍からの情報に基づいています。
 具体的な話もあった方が分かりやすいかと思いますので、わたしが在住している中央区を対象として書いていますが、多くの部分は他の自治体にも当てはまるのではないかと思います。
 
  • はじめに
  • わたしの考える最大の問題点
  • 一般的な改善の仕組み
    • PDCAサイクルの概要
    • Plan) 事前に綿密な計画を立てる
    • Do) 計画に基づいて実行する
    • Check,Action) 実施した内容を評価し、改善する
  • 行政における改善の仕組みと実態
    • Plan) 事前に綿密な計画を立てる
      • 問題点1:基本構想から個々の施策が導き出されていない
      • 問題点2:目標設定が曖昧である
    • Do) 進捗を管理して、問題発生を防ぐ
    • Check,Action) 実施した内容を評価し、改善する
      • 問題点1:評価結果の基準が不明瞭である
      • 問題点2:評価結果の取り扱いが不明瞭である 
  • 終わりに
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はじめに

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 どうも、ほづみゆうきです。このブログはタイトルのとおり、東京の中央区に在住しているわたしが子育てや行政について考えるブログです。

 
 ブログという形で情報発信を行いたいと考えるようになったのは、自分の在住する自治体のあり方、ひいては日本の自治体のあり方について考えてみたいと思うに至ったためです。その何よりのきっかけは、子どもが生まれたことにより図書館や保育園といった自治体のサービスに色々と触れるようになったことです。我が家も今年話題になった「保育園落ちた」問題の当事者であり、子どもを預けるに至るまでは多々の苦労がありました。子どもが生まれるまではどこの自治体であろうがそれほど待遇に違いはないですが、子どもが生まれると途端にその優劣の影響を受けることになります。中央区は東京23区の中でも恵まれている方と言われており、だからこそ引っ越してきたのでもあるのですが、必ずしも十分であるとは思えません。中央区では大量のマンションが建設されており、そのメイン層は30〜40代の子育て世代であるにもかかわらず、保育園の供給が追いつかず結果として大量の待機児童が生まれているというのが現状です。決して貧しくない(むしろ相当に恵まれている)自治体においてもこのような状況が生まれているという点から、現在の行政のあり方、各種施策の優先順位について興味を持つようになりました。
 
 また、わたし自身も元々行政関係の仕事についており、行政のあり方というものに常々疑問を持ち続けていました。わたしの考える最大の問題点は施策や手法について改善の循環が機能しないという点です。基本的に住民は行政に対する関心は低く、外部有識者たるべき各種委員会の委員も自分を呼んでくれる自治体の人に対して厳しいことは言わないのはよくある話であり、結果として似たような政策が特に検証もされることなく継続されることが当たり前の世界です。この点をどのように改善していくかという問題意識もきっかけの一つです。
 
 このブログでは上記の問題意識から、わたしの立場から現状の行政の問題点、あるべき姿について書きたいと思います。こういったものをブログという形で書き表すことの目的は、自治体のサービスがどうあるべきかという議論を住民の側で盛り上げ、行政に対して具体的に発信していくことです。既存の枠組みの中でもパブリックコメントのような形で自治体側に意見を発信することは可能ですが、あくまで個人の意見を一方的に発信するだけでまともな対応を求められる位置づけではありません。また、わざわざ役所のパブリックコメントの募集やその結果を喜んで眺める人間がそれほど多いとは思えず、その後の広がりを期待することはほぼ不可能です。ブログという形式により議論が盛り上がり、行政のあり方についての議論が進むことを期待しています。
 
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