【ご報告】ほづみゆうきは、東京都中央区議会議員選挙に立候補いたします。

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※ この記事は2019年時点で書いた記事です。

 おはようございます、ほづみゆうきです。結論だけ最初に言っておくと、ほづみゆうきは、東京都中央区議会議員選挙に立候補いたします。ここ数年ずっと考え続けていて、その結論です。本日はその決断に至るまでの経緯と具体的に取り組みたいこと、今後の活動方針などについて説明したいと思います。

※ 伝えたいことが色々と多すぎて、それを全部書いてたら1万字超の長文になってしまいました。。

 

決断に至るまでの経緯

行政に対する元々の関心

 わたしは、これまでの自分の人生で社会のセーフティネットがあったからこそ生きてこられたという思いがあり、この点がわたしの行政に対する思いの原点なのだと感じています。わたしの実家はあまり裕福な家庭ではなく、両親もそして両親の兄弟や従兄弟でも大学に通っていたのはほぼゼロという環境で育ちました。そんな中で曲がりなりにも大学に通うようになったところに起こったのが父のリストラでした。家計は元々ギリギリな状態だったので、当然に大学を退学して働くかという選択肢もあったのですが、そのときのわたしを救ってくれたのが日本育英会(現在の日本学生支援機構)の奨学金と、大学での授業料免除制度でした。制度を利用することで授業料の支払いはほぼなしで済み、卒業までの生活費も学生寮暮らしだったこともあって奨学金で賄うことができたので、親の助けを借りることもなく無事に卒業することができました。この後、さらに父に末期の大腸がんが見つかるという経験もあったのですが、このときも高額療養費制度(所得に応じて治療費が一定以上の額を超えた場合、その超えた額が補助される仕組み)を活用することで、何とか最後まで看取ることができました。

 このような社会のセーフティネットに助けてもらったという経験から、その恩返しのようなつもりで公的な仕事に就き、世の中の役に立ちたいと思うようになりました。その結果、地方の国立大学法人に採用をいただき、その後に独立行政法人、中央省庁といった複数の行政機関でキャリアを重ねてきました。

 これらの行政機関の職員としての経験の中で、行政で行っていることの意義は理解しつつも、現在の行政のあり方というものにずっと違和感を感じてもいました。わたしの考える最大の問題点は施策や手法について改善の循環が機能しないという点です。何らかの政策を実施するにしても過去を省みることやその成果についての蓄積はほぼないに等しく、一旦予算が付いてしまえば、その政策が何をもたらしたのかについて評価されることはほぼありません。そして、それがその後に見直されるということも、よほど大きな問題が起こって世間が騒がない限りありません。その結果、良く言って非効率な、ともすれば無意味な政策が延々と繰り返され、本当に必要な問題に対して素早く十分に対処することできないという現象がどこで働いていても、どのような分野においても一般的に見られました*1

 この悪循環をなくすためには、国民が行政の行ったことをしっかりと評価して、その内容を今後の行政にフィードバックできるような枠組みが必要ではないかと考え、海外での事例を調べて客観的なデータに基づき四半期ごとに点検をしていくような行政運営について調べたりもしていました。

待機児童問題との出会い

 このような考えはそれとして真剣でありつつも、それはどこかテレビで災害の被災地の様子を見るような感覚、要するに他人事でした。しかしながら、突如としてわたし自身が行政のサポートを受けられないという立場になる出来事が起こりました。待機児童問題です。妻は復職を希望していましたが、認可保育園は全て落ち、認証保育園に希望を出しても何の連絡ももらえず、残された手段は区の一時預かり保育しかありませんでした。今がどうか分かりませんが、当時の予約システムは前月の15日に現地で予約開始で、早い順に取り放題。したがって、その年の3月15日、わたしは朝5時から翌月からの妻の出勤日分の予約を取るために並んでいたのでした。3月でもまだまだ朝は寒く、近くの自販機で買ったコーヒーで手を温めながら待ち続けたことを今も覚えています。

 予約の受付が開始される9時までの間、ずっとそこでわたしは考えていました。なぜこんなことをやっているのだろうと。中央区は多くの企業の本社があり、近年は人口も増えて税収も上がっており、決して貧しい自治体であるわけでもないのに、なぜ必要とされているサービスが十分に提供されないのか。また、それが万一提供されないにしても、なぜそれが事前に分かるようになっていないのか。これらの問題意識から、元々の発端である待機児童問題及び子どもに関するその他の社会問題、そして自治体の行政における予算配分やデータの公開状況に関心を持つようになりました。
 そのアウトプット先がこのブログです。これまでこのブログで2年以上、待機児童などの具体的な課題から予算や基本計画のような抽象的なものまで、区政に関するネタについてあれこれと発信してきました。あくまで本業は別にあって、そのスキマ時間を使っての発信なので滞ることも多くありましたが、行政への問い合わせや開示請求などを駆使していくつかの成果も得ることができました。中央区を動かすことができたという点で主要なものを挙げると、以下の2点です。

① 認可保育園の利用調整の結果の詳細

 わたしが最初の保活を行ったとき、だいたい何点あれば保育園に入ることができるかという情報は一切中央区のWebサイト上に公開されていませんでした。それゆえにわたしは「さすがに両親共働きならばどこかには入れるだろう」と悠長に考えて痛い目に遭いました。誰もが情報収集なしに希望すればみんなが保育園に入ることのできる社会こそが目指すべき理想ではありますが、そうでないのであればせめてどの程度であれば入れるのか、入れないのかが示されるべきです。 

 このような問題意識から東京23区の調整結果の公開状況をそれぞれ収集して比較したり、開示請求を行ったりというキャンペーンを行いました*2。色々と経緯はありましたが、結果として過去複数年分の利用調整における合否の結果のデータを手に入れることができ、このブログ上に公開しました*3。この記事は、今でも最もアクセス数の多い記事です。

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 このデータを公開したのが2017年の8月で、翌年の平成30年度(2018年度)には隠しても仕方ないと思ったのか中央区のWebサイトでも各保育園での合格点数が公開されるようになりました。この動きは今年も続いており、同様のデータが公開されています*4

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② 区の予算書、決算書(それぞれの詳細な説明が書いてある資料)
 もう一つは、区の予算決算に関するデータです。決して貧しい自治体でないにもかかわらず必要な分野に必要な予算が割かれないということは予算配分に問題があるためではないかと考え、何にどのような予算が使われているのだろうと思って調べようとしたのですが、中央区のWebサイトには「議会費」や「福祉保健費」といったカテゴリごとのざっくりとした金額しか掲載されていませんでした。これでは内訳が分かりません。

 実際にはより詳細な資料がある(予算で言えば予算説明書)ので、その資料のPDFを提供を求めましたが、当初の回答は「図書館などですでに公開しているからそっちを見てね」というもの。すでに公開しているのであればPDFでも提供してほしいというやり取りを何度か行い、最終的には提供してもらうことができました。このデータを用いて、例えば中央区の敬老事業がいかに充実しているか、多額の予算を費やしているか(歌舞伎座などを貸し切って高齢者8000人近くを招待するイベント「敬老大会」のコストは平成29年度で6600万!)といったことを明らかにしてきました*5。このPDFファイルについても、平成30年度(2018年度)の予算からは中央区webサイトで予算書のPDFファイルが掲載されるようになりました。 

 この他、予算決算に関してはグラフ化や、BIツールによる分析なども行いたいと考えており、用途と予算額の詳細なデータの公開も並行で求めていました。こちらも何度かやり取りがあったものの、平成29年度(2017年度)の予算のデータを開示してもらうことができました。直近では平成29年度(2017年度)の決算のデータ、平成30年度(2018年度)の予算のデータも手に入れました。このデータを用いて、予算のビジュアライズなどもやってみました*6。こちらについてはもっと活用できる用途があると思っています。

 

 このように、わたしは何の立場もない住民として他の区の情報を調べたり開示請求をやったりで得た情報をブログで発信するということを2年間続けてきて、たった1人であっても行政に対して意見を言うことはできるし、それによってわずかばかりかもしれないですが行政を変えられるという実感を得てきました。そして、この活動にもっと注力できれば、もっと中央区の行政を、中央区に住んでいる人たちの生活をより良いものに変えることができるのではないかと考えるようになり、自然と「政治家」という選択肢も検討するようになりました。そして、いくつかの政治系のイベントや政治塾のようなものにも参加するようになりました。

政治とのすれ違いと転職

 しかし、一旦その方針は止めました。「政治家として優れている人間が選挙に勝つとは限らない」というのが政治界隈での共通認識であることを幾度となく聞き、そこで政治家として当然の振る舞いとされていることが始発終電の駅に立つとか選挙カーで名前を連呼するといったもので、あまりにも政治家としてのあるべき姿から外れたことに多くの時間を奪われることに強い違和感があったためです。
 また、この「当たり前」を受け入れることは、自分の中に大きな矛盾を抱え込むことのように思えました。わたしの主張したい内容は、これまでブログで書いてきたとおり、より子育てしやすい社会の実現です。それでは、その新しい社会を実現するための政治家は、自身の家庭を犠牲にしなければならないのでしょうか?例えば始発の駅に立っている候補者の家の朝ごはんや保育園・幼稚園への送りは誰がやるのでしょうか?終電まで駅になっている候補者の子どもの晩ごはん、お風呂、寝かしつけは誰がやるのでしょうか?これらをパートナーに任せきりにして、どの口で「子育て世代の代表」などと主張できるのでしょうか?
 このような問いに満足な答えを見つけることはできず、政治家という道は一旦取り下げました。ただ、待機児童をはじめとした子どもに関する社会課題に対する関心は依然として高く、これらの問題の解決に貢献していきたいという強い思いはあったことから、10年近く務めていた中央省庁を退職し、これらの課題に熱心に取り組んでいるNPO法人に転職して今もその職場に勤めています。

新たにチャレンジする理由

 それでは一旦止めたにもかかわらず、このタイミングで敢えてもう1度チャレンジしようと考えるに至ったのはなぜでしょうか。その理由は大きく2つあります。

① 既存の議員・候補予定者への失望(特に待機児童対策)

 これまでブログで指摘してきた問題(待機児童対策や高齢者優遇、行政データの公開など)に対して、現職の議員も新たな候補予定者についても、まともに対応してくれそうな人はいないのではないかと感じたためです。特にわたしも影響を受けた待機児童問題についてはその対策の指針となる区の計画(「中央区子ども・子育て支援事業計画」)が杜撰であるにもかかわらず、区議会ではほとんど指摘もされておらず、結果として待機児童の問題は今に至るまで解消されず、その見込みもないという状況です(この点については別途記事を書きます)。

 待機児童の問題というのは、単に子どもが預けられないというだけで完結する問題ではありません。最悪の場合、どちらかの親が職を失うという問題ですそれは家庭にとっては経済的な安定性を失うことで、そればかりではなくこれまでのキャリアを捨てるという意味で親の個人としての尊厳を失わせること、さらには社会にとっても人不足と言われる世の中で労働力が減るという意味で大きな損失となるものです。このような問題は一刻も早く過去のものにしなくてはなりません。

  公約などで「待機児童ゼロ」と掲げるのはあまりにカンタンで、むしろ言わない政治家を探す方が難しいくらいです。前回の2015年の選挙でも、そしてさらにその前の2011年の選挙でも多くの候補者が掲げていました。しかし、ほとんど状況は変わっていないというのが現実です。

 簡単に中央区の現状をお示しします。わたしが調査した中で、中央区は保育園に入りにくい区です。よくある報道では「待機児童数」、つまり待機児童の数だけで良し悪しを判断されるので人口の少ない中央区はあまり目立ちませんが、利用希望者の数に対する待機児童数の割合を見極めるためにわたしが作成した指数で比較してみると、中央区は6年間ずっと最下位クラスなのです。以下の表はその結果です*7

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 また、この保育園の需要、保育ニーズは今後も大幅に増え続ける見込みです。国立社会保障・人口問題研究所の人口推計によれば、中央区の人口はこれからも増え続けます。そして、日本総研の推計によれば、今後は女性の就業率が向上することから、保育サービスのニーズは今後も増え続けます。これらのデータを用いた推計では、中央区の保育ニーズは2020年時点から2040年までに168%増加する見込みです

f:id:ninofku:20190319000450p:plain わたしには、このままでは今後も問題は解消されず、悲しむ人が増え続けるという危機感があります。2040年となると今から21年後ですので、今の子どもたちが家庭を築き始める時期かもしれません。想像してみてください、20年後にも「待機児童」という言葉が残り続け、あなたの子どもたちが産後間もない時期に「保活」というくだらない競争に駆り立てられることを。

 わたしは、この不毛な椅子取りゲームをわたしたちの世代で終わりにしたいと考えています。そのために必要なのは保育ニーズの正確な把握と、そのニーズに基づき着実に整備を行うよう行政に働きかけ、その進捗を厳しくチェックしていくことです*8。そして、これを本当に成し遂げるためには上記のような客観的なデータを積み重ねて、そのデータを元に行政と対等にやり合えるだけのノウハウと知識を持っていなければ絶対に不可能です。わたしには、これまでの行政マンとしてのノウハウに加え、このブログで2年以上積み重ねてきた知識と実績があります。

 一つの大きなチャンスは、現在の「中央区子ども・子育て支援事業計画」の計画期間が平成31年度(2019年度)までで終了し、来年度は2020年からの5年間の子育て政策のあり方を決める計画の策定が行われる点です。この計画を実効性のあるものにすることができれば、状況は大きく改善する可能性があります。他方、今までどおりのいい加減な計画のままであれば少なくともあと5年間は待機児童などの問題が本格的に解消することは困難になってしまいます。これからの5年間のために、今行動する必要があるのです。

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② 今後の政治のあり方への展望

 もう1点は、これまでの政治の「当たり前」に対して一石を投じることに社会的な意義を感じたためです。わたしが政治の道を一旦諦めたのは、候補者に大量の時間を消耗させる、選挙に当選するためだけの活動に違和感を持ったためでした。しかし、ずっとモヤモヤとしていたのは、そこで諦めてしまってはいつまで経ってもこの「当たり前」は変わらないということです。例えば前回の中央区議会議員選挙のデータで言うと有権者比率は「男性:女性=47:53」とむしろ女性の方が多いにもかかわらず、区議会議員の男女比率は「男性:女性=70:30」です。

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 また、中央区の住民の平均年齢は42.3歳である一方、区議会議員の平均年齢は52歳です。実に10歳の年齢差があるのです。

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 これらの数字が表していることは明確で、選挙の「当たり前」を受け入れられる人たちだけが選挙に出られているということです。そして、その必然的な結果として子育て真っ最中の世代は政治に関わることができておらず、その当事者がいないので上記に挙げた待機児童問題のような子育て世代に関係のある政策がいつまで経っても本気で取り組まれないという状況を招いているのです。結局のところ、この負の連鎖を解消するためには子育ての当事者が政治の場に出ることが当たり前にならなければならないと考えるに至りました。

 とはいえ、それはこれまでの「当たり前」の世界にそのまま飛び込むということではありません。その活動は政治家及びそれを目指す人に極めて大きな負担(金銭的にも時間的にも)を強いるものであることから、これが前提にある限り若い世代、特に子育て中の世代は政治の舞台に立とうとするハードルが高くなって、次に続く若い政治家がいつまで経っても増えないためです。旧来的な政治活動を極力なくして、これらの世代でも政治という場所に関わっていけるような政治家像、政治活動像を作ることが求められているのです。成功するかどうかは置いておいて、これを社会に問うという点について社会的な意義を感じたというのが、わたしが今回チャレンジするもう1つのきっかけです。

今後の活動について

活動の所属について

 これまでは、中央区政にチャレンジするにあたっての経緯について説明してきました。立場としては無所属です。どこかの政党に声掛けしたら入れてくれたかもしれないですが、上記のようなことをやろうとしても止められるのは百も承知ですので、特にアプローチもしていません。政治家として、政党に属することもなくどこまでのことができるのかと懸念される方もおられるかと思いますが、わたしはそうは思いません。これまでのブログでの実績について紹介したとおり、この2年間で小さなことかもしれないですがいくつかの行政のサービスを改善するということを実現してきました。これまでの活動の実感としては、意外にできることは多いと感じています。

活動の方針

 最後に、今後の活動の方針についてお示しします。上記に挙げたとおり、これまでの「当たり前」に対して強い疑問を感じていることから、これらを極力廃して誰でも行政に問題意識を感じて、何かを変えたいと思う人が参加できるような新たなスタイルを模索していきたいと考えています。そのポイントは3点です。

① 働きながら、子育てしながら活動を行う(ながら選挙)

 わたしは、これまでの仕事をやりながら、子育てもやりながら、活動を行います。理由は明確で、普通の人が、普通に生活をしていく中で政治を目指すことのできる社会であるべきと考えるためです。ある選挙対策本には、出馬にあたってのフローの中で職場への退職の伝え方についての説明がありました。政治を目指すためには仕事を辞めるものだという前提で書かれているのです。その場合、選挙で当選すれば良いものの、落選すれば大金を失い仕事も失うという悲惨な状況になることは目に見えています。
 子育てについても、わたし自身のチャレンジによって家族、つまり妻や子どもたちに何らかな負担を求めるというのは、持続可能であるとは言えません。したがって、できる限りこれまでどおりの家事や保育園の送りなどの子どもの面倒も続ける中で、活動を行っていこうと思います。

② 路上などで騒音を撒き散らす行動は控え、インターネット上での発信に注力する(騒音レス選挙 / ネット選挙)

 単なる露出目的のための、駅や路上での騒音を伴う宣伝活動はできる限り行いません。例えば、駅や路上での挨拶(特に始発終電)、選挙カーなどです。選挙対策の本をいくつか読みましたが、これら活動の目的は顔と名前を有権者に覚えてもらうことです。以上です。通りすがりの人に対しての演説なので長い演説ができるわけもなく、1分程度の演説を延々と繰り返すのです。顔と名前を覚えてもらうためだけに日々、候補者は駅や路上に立っているのです。こんなムダなことはありません。それだけの時間があればいくらでも自治体の出している資料の読み込みなり、他の自治体との政策の比較なりといったことができるのですこのような活動ばかりを続けて選挙に勝ったところで、政治家としてのスキルが上がるわけではないのでまともな活動ができないであろうというのは目に見えています
 したがって、わたしはこれらの活動は極力行わず、より本質的な活動に注力します。例として挙げた待機児童問題以外にもわたしが取り組んでいきたい問題はありますので、これまでと同様、ブログを中心に中央区がどのような問題を抱えていて、それに対してどう対処すれば良いのか、わたしがどのように取り組んでいくかという点を具体的に考え、その発信していきます。ただし、これでは区民の方との接点が限られますので、これは公民館などを利用した集会の形式で補完していきたいと考えています。

③ 活動に掛かるコストはできる限り抑える(ほぼゼロ円選挙)

 金銭的な面での負担も政治家を目指すにあたっての大きな障壁であることから、試行錯誤しながらコストはできる限り抑えて活動していきます。ある選挙対策本によれば、市議会議員選挙の場合の選挙に掛かる費用は300万円だそうです。大きな要素は以下のとおりです。選挙カーやポスターについては一部公費負担、つまり税金から補助も出ることから調べてみるとずいぶんと強気な価格になっています。

印刷物  90万円程度
事務所  60万円程度
選挙カー 30万円程度
Webサイト 30万円程度

 わたしは、選挙事務所は作りません。選挙カーも使いません。印刷物についても、ポスターや名刺のデザインはすべて自前で行うなどして極力費用を抑えていきます。

最後に

 この長々とした文章をここまでお読みいただきありがとうございます。無所属でかつ新人という立場であるにもかかわらず、こんな活動で大丈夫でしょうか。正直分からないです。しかし、政治をより身近にしていくという目的のために、やってみるだけの社会的意義はあろうと考えるに至った上での決断です。また、この活動を続けていくためには皆さんのサポートが不可欠です。ぜひ以下のフォームからサポーターの登録をお願いできたらと思います。

docs.google.com

  わたしにとって、行政とは誰もが安心して日々の生活を送ることをサポートするためのものです。この行政の本来の目的が果たされるよう、様々な声に耳を傾け、その声が正確に行政のプロセスの中に反映されるようにすることがわたしが成し遂げたいことです。皆さんの声を聞かせてください。そして、ともにより良い中央区を作っていきましょう。

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*1:この辺りの問題意識については、以下の記事をご覧ください

わたしの考える日本の行政の問題点(中央区の実態を中心に) - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

なぜ行政の改善サイクルは機能しないのか?その原因と改善への道筋について - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

*2:この辺りの活動について関心がありましたらこちらをご覧ください。

予算や保育園申し込み状況に関する開示請求を行ってみました - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

予算や保育園申し込み状況に関する開示請求の結果がきました - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

中央区の情報公開・個人情報保護審査会に参加します - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

*3:公開している記事はこちらです。

【保存版】東京中央区の認可保育園の当落ラインと今後の対処方法を調べてみました(2015年度,2016年度入園分) - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

*4:保育園ごとの合格点数の記載がある資料はこちらのURLから閲覧できます。

平成31年4月保育園入園を申し込んだ方へ 中央区ホームページ

この資料の見方について書いた記事はこちら。

【2019年4月応募対応】中央区の保育園の応募に参考になりそうな資料を集めてみました - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

*5:詳細はこちらの記事をご覧ください。

中央区の敬老事業の充実ぶりを東京23区の他の区と比較してみる。 - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

*6:作成したものはこちらから。右側のチェックボックスをいじることでより詳細に見ることができます。

東京都中央区の予算(一般会計)2017-2018  Tableau Public

*7:詳細はこちらの記事をご覧ください。指数についての説明もあります。

【保存版】東京23区で本当に保育園に入りやすい(入りにくい)区はどこなのか、過去5年分のデータから分析してみました。 - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

*8:詳細はこちらの記事をご覧ください。

結局のところ、保育園などの保育サービスの需要は今後減るのか増えるのか?今度は都道府県、基礎自治体のレベルで比較してみました。 - 東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ

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