【2022年4月応募対応】中央区の保育園の申し込みに参考になりそうな資料を集めてみました
どうも、ほづみゆうきです。保育園入園申し込みの時期が来ましたので、2022年4月入園に向けて申し込みにあたって役に立ちそうな情報をお知らせいたします。
昨年の保活はこれまでにない難しさがありました。新型コロナウイルスの影響により多くの保育園が4月から6月頃まで閉園、その後も感染を防ぐべくできる限り人との接触を避けるようになっていることから見学もロクにできないという状況でした。今年の事情はああまり把握できてないのですが、ようやく感染者数が収まってきたのは最近なので今年も見学は難しかったのではないかと思います。
そんな状況とはいえ申し込まないわけにはいきません。限りある情報の中で、今回の応募にあたって参考になりそうな情報を過去に調べた情報をもとに整理してみます。
- まずは「保育園のごあんない」
- 保育園の情報を知る
- どのような認可保育園があるのか?
- 保育園の口コミはどうやって集めるか?
- ざっと掴むための散布図作ってみました
- 保育園に関する様々な情報を見られるアプリ的なもの、作ってみました
- 入園の当落ラインを知る
- 点数(利用調整指数)の考え方
- 昨年度(2021年度4月)入園時の実績
- 当落ラインの推移に関する資料
- 希望する保育園を決定する
- 保育園選びの考え方
- 点数が40点以下の場合には
- 最後に
中央区の今年(2020年)の待機児童はどうなるのか?公開されている情報から分析してみました。
多胎児家庭への支援について考える勉強会に参加してきました。
おはようございます、ほづみゆうきです。先日、「多胎児家庭への支援を考える議員勉強会」なるイベントに参加してきました。双子や三つ子など多胎児の育児は極めて大変と言われるものの行政のサポートは十分ではなく、多くの親がこれまで苦しんできていました。2018年には三つ子の母親が子どもを床に叩きつけて死なせてしまうという痛ましい事件も起きています*1。今回の勉強会は、これらの家庭の現状がどうであるのかについて把握した上で、行政としてどのようなサポートが必要になるのか、そして議員として行政に対してどのようなことができるのかについてを学ぶ場でした*2。
今回はその概要と、この勉強会を受けての自分のこれからのアクションについて書いていこうと思います。
- 多胎児家庭の大変さの「発見」とその実態
- アンケートから見えた現状の課題
- 世間の注目と支援制度の広がり
- 自治体レベルで求められていることは何か?
- 制度が導入されるとは限らない
- 事情は自治体によって大きく異なる
- 今後のアクション、多胎世帯向けアンケートやります!
- 最後に
*1:詳細は以下の記事から。
三つ子次男の「虐待死」に映る多胎児家庭の辛労 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
*2:余談ながら、そもそも議員じゃないのになんで参加してんの?というと、主として勉強会を準備されていた方が同僚で、かつ会場が勤務先である認定NPO法人フローレンスだったため。さらに言うと自分は組織のシステム担当なのでWeb配信の中継の手伝いという格好な言い訳もあり、実際の業務もやりつつオブザーバー的に参加していたのでした。
「子ども子育て支援全国総合システム」の理想と現実と、次期システムについて調べてみました
おはようございます、ほづみゆうきです。前回*1は「オープンデータ官民ラウンドテーブル」という政府の会議に保育園などの施設に関するデータをオープンデータとして公開してほしいという要望を出したことについて書きました。今回の記事は、要望を出すにあたってのウラ事情というかその補足です。
全国の保育園や幼稚園などの施設データがオープンデータとして公開されれれば保護者にとって非常に便利になるので公開してほしいとは前々から思っていたものの、これは結構難しい要望だと思っていました。なぜならば、そのデータそのものは全国1700程度の各自治体が保有しているデータで、中央省庁で把握しているものではないためです。過去のオープンデータ官民ラウンドテーブルのログを見ると自治体のみが把握しているようなデータを要望しているケースもありますが、その場合は「自治体にオープンデータ化を促す通知を発出」みたいな感じでお茶を濁されていて*2、要望を出したところで結果何も実現されないということになってしまうのではないかと考えていました。したがって、公開の要望を検討するにあたって施設のデータがオープンデータ化されれば絶対素晴らしいとは思いつつも、当初は今回のように提案を出すことにはそれほどポジティブではなかったのは事実です。
しかしながら、今回の公開要望の件を受けて現在の保育や子育てに関するデータの公開状況などを改めて調べているうちに施設データの公開は「実現困難」であるどころか「今実現していないのがむしろおかしい」ということが分かり、今回の要望を行うに至ったのでした。今回はこの辺りの経緯について書いていきます。
続きを読むオープンデータ官民ラウンドテーブルに、全国の保育園・幼稚園などのデータを要望してみました。
ブログでは大変ご無沙汰しております、ほづみゆうきです。保活のイベントやったり、男性産休義務化の講演やったりと色々と活動はやってるのですが、SNSだったりブログへの発信というところまで行き着いておらず、良くないなと反省しているところです。これらの活動で仕入れたネタは多々ある状況なので、順次放出していきたいと思っているところです。
久々に書く題材として取り上げるのは、オープンデータに関する記事です。オープンデータとは、ざっくり言うと国や行政の持つデータで誰でも許可なしに利用できるようにしたもののことを指します*1。本ブログは今となっては大半が保育園などの子育て関係の記事が占めるようになっていますが、当初はそこまでの配分にするつもりはなく、オープンデータのような「新しい行政のあり方とは何か」みたいなところについても書いていきたいと思っていました。そして、この視点は今年の4月に中央区の区議会議員選挙に出馬したときにも強く訴えていたところです。とはいえ、なかなか世間的な関心がそもそも低く、かつそのような低い関心を引きつけるような記事を書けてもおらずという状況でした。今回はこれまで幾度となく取り組んできた保育園などの子育ての問題に関連したオープンデータの話題ということで、心機一転改めて投稿してみようと思ったのでした。
ということで、今回はわたしが出してみたオープンデータ官民ラウンドテーブルの提出した内容とその経緯、背景などについて書いてみたいと思います。
- 結局、何をやったの?
- 提出に至る発端
- なぜ、このデータが必要?
- 保活の苦労の大きな要素である「情報収集」
- 「情報収集」をさらに大変にする情報の散らばり
- 保活に必要な情報はどこにある? 中央区の場合
- 基礎的な情報
- 定員の空き状況
- 運営体制に関する情報
- 重大事故に関する情報
- 利用者の感想、口コミ
- やっぱり苦痛な情報収集
- この保活という苦行に対して、今までやられてきたこと
- 過去のいくつかの事例
- わたしが中央区でやってきたこと
- 保育園マップの比較表
- オープンデータ化のメリットと懸念点
- オープンデータ化によるメリット
- マップなどのサービスを作成するハードルが下がる
- データが正確である
- オープンデータ化について懸念しておくべきこと
- オープンデータ化によるメリット
- 最後に
中央区は、ついに東京23区でもっとも認可保育園に入りにくい区に。その今後と対策について考えてみました。
おはようございます。ほづみゆうきです。先日、東京都で待機児童に関する報道発表がありました。東京都は例年7月末に4月時点での保育サービスの利用者数や待機児童数を公表しています。この中で、けっこうショッキングなニュースがありました。それはついに中央区が東京23区で「もっとも認可保育園に入りにくい区」になってしまったということです。
取り急ぎはこんなツイートをしてました。
【悲報】中央区が東京23区で最も認可保育園に入りにくい区に。
— ほづみゆうき@中央区から待機児童をなくすために活動中 (@ninofku) July 29, 2019
東京都から2019.4での #待機児童 数の発表。 #中央区 は単純な数ではワースト2だが、ワースト1の世田谷区は人口多いので比率では最下位。過去6年の調査で初。他区が改善する一方で、需要に供給が追いついてませんhttps://t.co/XycMuL7WQw pic.twitter.com/g183n3HFjF
しかし、もう少し詳細に書いておこうと思いますので、今回は東京都の現状を踏まえた上で中央区の現状について紹介し、今後のあるべき姿、これから子育てしようとしている人たちへのアドバイスについて書いていきます。
- 東京都での待機児童の状況
- 全体としては大きく減少している!
- 自治体によって取り組みへの真剣度は様々
- 中央区の現状
- なぜ中央区の待機児童は減らないのか?
- 子どもの数がメチャクチャ増えている
- 保育サービスは増えているが需要は満たせておらず
- 中央区はどのようなことをやるべきか?
- ① 保育サービスの必要量を把握する
- ② 必要とされる保育サービスを十分に供給する
- 中央区で子育てをしようとしている人へのアドバイス
- 1. 入れるかどうかを調べてみる
- 2. 認証、認可外の保育園を検討する
- 3. 引っ越す
- 最後に
【保存版】東京23区で本当に保育園に入りやすい(入りにくい)区はどこなのか、過去7年分のデータから分析してみました。
こんにちは、ほづみゆうきです。これから子どもが生まれる、もしくはもうすでに生まれたパパママにとって、何より気がかりなのは保育園に入れるかどうかという問題です。子どもが保育園に入れなければどちらかが復職できないことはもちろん、さらには退職せざるを得ない状況に追い込まれる可能性もあります。
このようなパパママにとって、どの自治体であれば保育園に入ることができるのか、という情報は喉から手が出るほど欲しい情報かと思います。わたしもかつてはその1人でした。妻の出産を機に引っ越すことになったのですが、どこの自治体であれば保育園に入りやすいのかという情報を散々探したものの結局よく分からず、結果的に待機児童になりかける羽目になりました。
このような苦労を自分も経験したことから、今回は東京23区の中で東京23区で保育園をはじめとする保育サービス全般について利用しやすい(しにくい)区はどこなのかについて過去7年間のデータを元に情報提供したいと思います*1。
- 前提:「保育サービス充足指数」とは何か?
- 東京23区で保育園に入りやすい(入りにくい)区はどこか?
- 区ごとの指数ランキング結果
- ランキングの考察:結局どこが入りやすくて、どこが入りにくいの?
- 補足:今回の調査の前提情報
- 今回の調査で用いたデータについて
- <参照元の東京都のデータ>
- 考慮できていない点
- 今回の調査で用いたデータについて
- 最後に
*1:タイトルは分かりやすさを重視して「保育園」と書きましたが、厳密に言うと今回の記事で書くのは保育園に限らず「保育サービス」全般についての利用しやすさの調査です。「保育サービス」とは東京都の定義では「認可保育所、認証保育所、認定こども園、小規模保育事業、家庭的保育事業、事業所内保育事業、居宅訪問型保育事業、定期利用保育事業、企業主導型保育事業、区市町村単独保育施策等」とあり、要するに子どもを預けられるサービス全体を指しています。これらのサービス全てが利用できない場合に、親が復職できないもしくは離職せざるを得ないという大変な状況になることを考えると、妥当なものかと思います。